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小林芳彦・今朝の一押し戦略

小林芳彦・今朝の一押し戦略


< 米ドル円 朝の一手>

おはようございます。

先週金曜日、東京時間朝には112.30があったものの、9時過ぎには112.25が重たくなってそのまま昼前に112.02まで下落。
戻りも112.20まで戻せずに午後3時半には112.00をブレイクし午後4時過ぎには111.86まで下落しました。

しかし111円台の買いは強くじわじわと揉み合いながらショートカバーが続き、午後9時前に112.20越えとなりました。
午後9時半に出てきた9月の米消費者物価指数(CPI)は前月比+0.5%と市場予想+0.6%に届かず。
米9月CPI・コアは前月比+0.1%と前回や市場予想の+0.2%を下回りました。
米9月小売売上高速報は前月比+1.6%と2年半ぶりの大幅な伸び。
午後11時の米10月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値は市場予想の95.0を上回る101.1となり、2004年1月以来の高い水準。

強弱入り乱れた米経済指標でしたが米10年債利回りが2.273%と前日比で0.045%も低下し、為替市場ではドルが急落。
内容的にはここまで売られる数字ではなかったが市場ポジションがドル買いに傾いていたため、ドル円が急激な下落となったと思われます。
111.70レベルまで急落し111.90には戻れず、再び111.88レベルから111.69安値まで下落。
日付が変わって111.98まで戻すも112.00には戻れず111.83‐93で揉み合いとなって111.86で越週しています。

21日移動平均線は112.332にあり、現状の111円台後半はちょうど200日移動平均線111.784があるところ。
今週は北朝鮮の軍事行動の可能性が高く中国共産党大会・米韓合同軍事演習などのイベントに合わせて北朝鮮のミサイル発射を意識した方が良さそう。

また16日の日米経済対話の2回目会合では、麻生財務大臣・ペンス副大統領・ムニューシン財務長官が「日本は重要な貿易相手国。率直な議論を期待している」として貿易の不均衡是正に向けて協議するため円高圧力がかかる発言が出る可能性にも注意したい。

来月上旬のトランプ大統領の訪日の目的が「アメリカのリーダーシップを示すこと」で、「貿易と北朝鮮の問題が重要な議題」として、米国が貿易赤字の削減に向けた協議および核・ミサイル開発を加速する北朝鮮の問題で成果を出したいための準備会合の色彩が強いことから米国要人発言にも注意したい。

本日は112円台引きつけて112.20‐30で戻り売りから。
ストップは112.55で。利食いは111.70‐55ゾーンで。
111.50割れがあるなら、割れてからドル売り再開のイメージです。

今週もよろしくお願い申し上げます。


本日の詳細はマーケットナビでご確認ください。
http://hirose-fx.co.jp/rd.php?aid=a56a5a75c179e6

よろしくお願いします。


<本日の為替相場のポイントと予想>

08:01  イギリス  10月ライトムーブ住宅価格
10:30  中国    9月消費者物価指数
10:30  中国    9月生産者物価指数
13:30  日本    8月鉱工業生産
15:00  ドイツ   9月卸売物価指数
18:00  ユーロ   8月貿易収支
21:30  カナダ   8月対カナダ証券投資額
21:30  米国    10月ニューヨーク連銀製造業景気指数


先週は北朝鮮の地政学的リスクに対する警戒感の高まる中で、日本の祝日や米国コロンブス・デーが重なり市場の流動性が低下する中で動意が乏しかった。

週明けドル円は好調な米国雇用統計の結果と同時に北朝鮮リスクの高まりなどもあり112円後半で膠着状態が続いた。
材料不足の中でFOMC議事要旨が公開されると市場は過剰に反応。
全般にハト派的な内容となったことからドルは全面安。
ドル円は112円ちょうどまで下落するなど軟調な地合いとなったもののドル売りの勢いは続かずに下げ止まった。

その後複数のFOMCメンバーがタカ派的な姿勢を示したものの市場への影響は限定的となった。
週末に発表された米消費者物価指数や小売売上高が予想を下回ったことで米長期金利は低下。
ドルは全面安となりドル円は111円70銭付近まで売り込まれた。

一方、NY株式市場は三指数ともに上昇するなどリスクオンの動きも円売りには繋がらず、ドル円の上値は重く111円後半で引けている。

今週も特に目立った材料がないものの、短期的に上下に振れやすい場面がみられそうだ。
日本では22日の総選挙を控える一方米国はFRB人事や税制改革を巡りポジションを一方向に傾けにくい状況が続く。
ただ、IMFが世界経済見通しを上方修正するなど市場に危機感は感じられない。

日本の衆院総選挙は自民党が大勝するとの見方が大勢であり、最終的にアベノミクスへの期待が高まるとみる。
FRB議長人事も全般にニュートラルかややタカ派候補が多く、結果的に今の政策を継続するかタカ派に偏る可能性が高いとみる。

また、米税制改革法案に関しても先週ムニューシン財務長官が12月上旬までの成立を目指すと述べるなど、今後ドル買い材料もみられる。
10月末にかけてイベントリスクが後退すれば円安ドル高の動きが再開しそうだ。
目先は方向感が掴みにくいことから短期的取引中心に徹してポジションは軽くしておきたい。




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| 小林芳彦・今の一押し戦略 | 09:40 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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