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小林芳彦・今朝の一押し戦略

小林芳彦・今朝の一押し戦略


< 米ドル円 朝の一手>

おはようございます。

当然ドル円は下窓でスタートですが、ショーターはまずは利食いから入って来ていますねぇ。
改めておはようございます。
金曜日の米雇用統計の前の相場観では、ライブでお話ししましたように下がって109.50手前、良くて110.45、抜けて110.65近辺。
111円には届かないというイメージで臨みましたが、出てきた数字は予想比悪化で瞬間的にドル売りへ。
ただし安値は109.56と109.50が割れません。

何か生保か年金か何かの買いオーダーが入っているだろうと思わせる値動きで、ポイントの109.50が攻め込めません。
数字が悪いので、戻り売りする参加者が当然多いのですが、戻り売りも109.65-75を売ってスキャルなら回転は効くものの、思ったほどは下がらず109.85を売っても次第に109.75が底固くなりショートカバーで110円台もあるかな?と思わせる動き。
110.10レベルまで跳ねてから、もう一回戻り売りする連中の売りで下げても今度は109.90が触れず110.05手前を売っても109.85が割れずというように下値が完全に切り上がってしまう展開となりました。

金曜日のNY前の高値110.17、アジア高値110.22を超えるタイミングからは完全にショート勢の損切りで買い上がって110.50まで噴き上がりましたが、背景は8月のISM製造業景気指数が56.5予想に対し58.8と良かった事。
それでも110.50からは上にも上がれず2時間かけて110.03レベルまで下がってきましたが、ショート勢の損切りよりは新規戻り売りと実需のドル売りが勝ったということでしょう。

109円台に突っ込めず110.30台も擦りながらNY引けは110.24でした。
日曜日の北朝鮮の水爆実験ニュースには正直びっくりしました。
9月9日には何かを行うだろうと考えていた人は多かったと思いましたが、まさか水爆とは・・・。

今朝方は早朝から当然の円買いとなって109.50が潰れて下がるとしたら109.15-20金曜日にライブでお話ししましたが、今日の今のところの安値は109.23で、その後利食いのショートカバーで、109.90まで戻したとの事。

ユーロ円も129.48まで円高が進みましたが、130.55まで戻しています。
前回のミサイル発射で突っ込み売りした人はまさか、あんなに下値が固く108円台前半が鉄板とは思わず戻り売りで捕まって大きく巻き戻されて相当痛い思いをした傷が癒えていないため、突っ込み売りには慎重。
まして水爆まで飛び出しても109円すら早朝のプライスが薄いシドニーで割れなかったという事実が「108円台で買えていなかった輸入や投資家の買いオーダーが110円台を見た後で109円台まで上がって来ている」という可能性を容易に想像させるため、余計突っ込み売りには慎重になるでしょう。

一方地政学的なリスクからもどんどんとドル買いが進むとも思えないので、110円台15-20から上は戻り売りが実需中心に出てくるものと思います。
米国が感じる恐怖、今までの対話を中心とした時間の無駄使いが、北朝鮮の核をここまで進歩させてしまったという後悔が『予防的戦闘』に踏み切らせる可能性が格段と上がった感じです。

やはりロングポジションは何があるか判らず取りにくいし、9月9日に向けて更に何をしてくるか判らない北朝鮮の恐怖もあり今週はドルの上値が重たくなると思われます。
110円近辺を打診売りで。109円台ミドル以下は利食い千人力で。ロングは取らず。

スキャル的には別でしょうけど、それでも早い回転。
ロングは出来る限り早く回し、出来たら戻り売り回転を中心に行いたいですが、市場のショートの傾きには充分注意したいです。

今週もよろしくお願い申し上げます。

本日の詳細はマーケットナビでご確認ください。
http://hirose-fx.co.jp/rd.php?aid=a56a5a75c179e6

よろしくお願いします。


<本日の為替相場のポイントと予想>

08:50  日本    8月マネタリーベース
17:30  イギリス  8月建設業購買担当者景気指数
18:00  ユーロ   7月卸売物価指数


先週末に発表された米8月雇用統計は予想を下回る一方でISM製造業景況指数は大きく改善。
結果的にドル円は底の堅さが印象的となった。

先週は北朝鮮ミサイルが日本の上空を通過したとの報道を受け円高で先行。
ドル円は108円27銭まで下落したが今年最安値を下回らずに下げ止まった。
結局、米国は落ち着いた姿勢を示したことで北朝鮮リスクが後退するとドルのショートカバーが強まりドル円は110円台ミドルまで押し戻された。

また、先週は米国GDPやADP雇用統計など好調な経済指標がドルの上昇を後押し。
注目の米8月雇用統計は非農業部門雇用者数変化が15.6万人と予想の18.0万人を下回り失業率も4.4%と前月から悪化。
更に、平均時給も0.1%と予想の0.2%を下回ったことでドルは発表後全面安となったが同時に発表されたISM製造業景況指数が58.8と予想の56.5を大きく上回ると一転。
ドルは一斉に買い戻されるなど、結局往って来いとなった。

北朝鮮は今週末の9月9日の建国記念日に何らかの行動を起こすとの見方があり、予断を許さない。
しかし、先週のミサイル騒動でドル円の下値もある程度限界が見えてきた。
実際に軍事衝突に陥らない限りドル円の更なる下落はないとみる。

先週の雇用統計の結果を受け、米国金融政策の行方は今後、賃金動向が大きく影響するとみられ、それまで市場の注目はほかに移りそうだ。

今週は豪州中銀RBAやカナダ中銀BOC、そしてECB理事会の金融政策の行方に市場の注目は集まる。
特にECB理事会での量的緩和縮小の道筋が示されるかどうかでユーロが大きく動く可能性が高い。
先週末ECBは12月まで量的緩和縮小に動けないとの一部報道でユーロは下落しており注目される。

地政学的リスクやトランプ政権の不透明感などはあるが、全般に市場のムードはリスクへの警戒感が後退している。
今週は不安定な動きの中でドルショートカバーに加え、買われ過ぎた円の巻き戻しなどが継続されるとみる。




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| 小林芳彦・今の一押し戦略 | 09:30 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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