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小林芳彦・今朝の一押し戦略

小林芳彦・今朝の一押し戦略


< 米ドル円 朝の一手>

おはようございます。

先週金曜日は市場が注目していたワイオミング州ジャクソンホールのカンザスシティ連銀経済シンポジウムが行われました。
イエレンFRB議長とECBドラギ総裁がそこで講演することとなっており、何か金融政策に関する発言が出るのではないかと期待する人たちがドル買いポジションを取って米金利上げ、またはバランスシート圧縮に関する発言を待っていましたが、結果的には何も出て来ず、109.85高値から一気に109.11まで下落する展開となりました。

しかし108円台には入れず109.10-15で何回か下攻めも止められて引けにかけて109.43まで反発してNYはクローズしています。
ドラギ総裁もユーロ高に関して懸念発言が出ずに1.19台のストップを引っかけて高値は1.1941までタッチして1.1918引けとなりました。

本日は109.50‐55から上が重たく引きつけて戻り売りイメージ。
IMM円ポジションはわずか3406枚しか減少せずまだ74000枚の円売り。
108円前半を突破しないと損切りしないつもりで耐えているものと思われます。
108円台のドル円の買いがしつこく、先週は4日間108円台をやっても108.64が安値。
前週の108.61と合わせて生保中心に外債購入用ドル手当て買い意欲が強いと思われ、ショートを持っていたらやはり108.80以下は一旦利食いする水準に思えます。

または108.50割れにストップを置いて押し目買いしてくる参加者が今週は増えそうに思うので、逆にブレイクが怖い気がしています。
109.50越えを待って戻り売りから参入したいです。

本日の詳細はマーケットナビでご確認ください。
http://hirose-fx.co.jp/rd.php?aid=a56a5a75c179e6

よろしくお願いします。


<本日の為替相場のポイントと予想>

17:00  ユーロ   7月マネーサプライM3


先週は米韓合同軍事演習で始まり北朝鮮の出方に警戒感が高まったが結果的に何のアクションも見せず地政学的リスクが後退。
円売りの動きがみられた一方で、トランプ大統領のメキシコ国境における壁建設資金を巡り政府閉鎖への懸念が台頭。
また、債務上限引き上げ問題なども加わり市場の不安感は継続。
しかし、ドル円は底堅い動きを見せた。

その要因は、先週末に開かれたジャクソンホールでのシンポジウムでイエレン議長やドラギ総裁、そして日銀黒田総裁発言を控えポジション調整的な買い戻しとみられる。

そのジャクソンホールではドル売りやユーロ買いの動きが強まる結果となった。
最初にスピーチをしたイエレン議長は金融政策への言及を控えたことで利上げに消極的と市場は受け止めドル売りが強まった。
また、ドラギ総裁も予想通り量的緩和縮小への言及は控えた。
また、前回公開されたECB議事要旨でユーロ高が議論されていたものの、為替への言及は見られずユーロ買いが強まった。
結果的にユーロが最も強い通貨となった。

その後に黒田総裁は「非常に緩和的な金融政策を続けていく必要がある」「FRBとECBを注視するが、日銀は日本の状況に対応していく」と発言したが、NY市場が終了した後ということもあり反応は週明けに持ち越された。
結果、NY株式市場は利上げ期待の後退により上昇。
米長期金利は低下するなどドル安と円安の動きが重なりドル円は109円前半で下げ止まった。

今週は米国7月PCEコア・デフレーター、ISM製造業景況指数といった重要経済指標が発表される。
特に週末に発表される米雇用統計は市場の注目を集めることになる。
8月は夏休み休暇が入ることから雇用者数などの数字が大きく振れる可能性が高い。
また、9月4日がレイバー・デーで米国が連休前ということから波乱含みの相場展開が予想される。

北朝鮮の地政学的リスクやトランプ政権の脆弱性、そして債務上限引き上げ法案など市場の懸念材料は依然として変わらない。
しかし、地政学的リスクにしても市場の反応は徐々に鈍くなりつつある。
債務上限問題でもこれまで何度か危機に直面してもデフォルトは最終的に回避されている。
トランプ政権もすでに期待感はなく、寧ろ税制改革などに積極的な姿勢が示されるようならドル買いに反応しやすい。

不安感が漂うものの9月相場に突入することからこれまでの停滞した相場が動き出す可能性が高い。
ポジション的には過度に売られ過ぎのドルや買い過ぎた円の巻き戻しが入りやすい相場展開となるのか、或いは、更にリスク回避による円買いが一段と進み、利上げ期待の後退からドル売りが強まるのか。
全般的に見ると前者の動きが強まるとみている。
いずれにしても、これまでの停滞気味の相場が9月に入り変化しやすいことは頭に入れておきたい。




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| 小林芳彦・今の一押し戦略 | 09:40 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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