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小林芳彦・今朝の一押し戦略

小林芳彦・今朝の一押し戦略


< 米ドル円 朝の一手>

おはようございます。

東京の早い時間に109.58高値を付けていたドル円でしたが東京オープン前後に109.30タッチの後109.56まで仲値後に上がりましたが、これが戻り高値で、その後はダダ下がり。
午後6時に108.96を触った後、109.17までしか戻れず109.20すら触れなかったことで余計上値の重たさが印象に残りました。

午後10時前に108.950が割れてストップをヒットし108.80から下にはまとまったストップもあったようで一気に108.61まで下落する展開となりました。
機関投資家や年金と思われるようなまとまった買いオーダーもあって下げ渋り108.65-85で激しい揉み合いとなりました。
上値は非常に重たくこのままだったら108.50以下にあると思われたさらなるストップを引っかけて108.30‐20の重要なサポートを潰せるか踏みとどまれるかを試したと思われます。

しかしバノン主席戦略官解任の噂が突然出てドル円は108.70台から一気に109.05へ。
その後噂が肯定されて109.40-45を超えてショートカバーをヒットして高値は109.60へ。
バノン氏はトランプ構想の立案者と言われていて、オバマ政権時の既得権者から政治経済を民衆の手に取り戻すというトランプ大統領の演説にも強い影響力を持っていたと思われますが、その彼が更迭されたということで民衆→既得権者への揺り戻しが起きるとの発想でウォール街富裕層にとってプラス →株価上昇・米債券売りの発想に繋がったと考えられます。
0時10分にNY ダウが上昇開始。
同時に米10年債が売られて利回りが上昇する展開となって、大きくショートに傾いていたドル円のショートカバーが一気に始まったと思われます。

その後2.214%を天井に利回りは低下し、2.19%へ下落したため、ドル円も109.14まで緩んで109.20で引けています。
本日ですが、やはり109.50から上、109円台後半にかけて戻りは重たいとイメージ、引きつけて戻り売りからスタートしたいと思います。
相場水準ならびに5・10日の月曜日ということで仲値はありそうなので慌てて売らずに引きつけてと思います。
110.25にストップを置きながら109.05以下108.80で利食いイメージです。

本日もよろしくお願いいたします。

本日の詳細はマーケットナビでご確認ください。
http://hirose-fx.co.jp/rd.php?aid=a56a5a75c179e6

よろしくお願いします。


<本日の為替相場のポイントと予想>

08:01  イギリス  8月ライトムーブ住宅価格
13:30  日本    6月全産業活動指数
21:30  カナダ   6月卸売売上高


先週は北朝鮮リスクが一先ず後退する中でトランプ大統領の白人至上主義擁護発言により政治リスクがドル売り円買いを促した。

北朝鮮リスクが後退したことで先週のドル円は108円後半から110円後半に上昇。
しかし、人種差別を巡りトランプ大統領は二つの助言組織を解散。
経済界との関係の深い共和党内からもトランプ氏への批判的な見方が強まるなど孤立が懸念された。
更に、トランプ政策への重要な要であり次期FRB議長候補のゲーリー・コーンNEC委員長の辞任の噂が広がった。
税制改革など今後のトランプ政策への懐疑的な見方が広がるとNY株価は大幅下落し長期金利も低下。
ドル円は108円ミドルまで下落するなど米国への不信感がドルを持つリスクにつながった。

ただ、週末にはトランプ大統領を陰で支える大統領上級顧問・首席戦略官スティーブン・バノン氏が解任されるとの報道で市場に安心感が広がりドルの買い戻しが強まった。
バノン氏が辞任することでトランプ大統領のこれまでの過激な発言や行動が収まるとの期待によるものだ。
しかし、バノン氏の辞任でどこまでトランプ大統領への信認が戻るかは疑問が残る。

ただ、これまで過度に偏ったドルショートや円ロングポジションの巻き戻しが今週は入りやすい状況となった。
一方、米国政治リスクは今後も燻るなかで一触即発の北朝鮮問題も重なりドルの買い戻しが一巡したところでは再び売りが待ち構えている。

今週は欧米の金融政策にも注目が集まる。
25日に開かれるジャクソンホールでのイエレン議長やドラギ総裁の発言次第で為替市場は大きく動く可能性がある。
市場はFRBによる年内利上げへの見方が後退する中で、ハト派的な発言が出たとしても織り込んでいる。
そのため少しでも利上げの可能性が示されるようならドルショートの巻き戻しが一気に強まるとみる。

また、ECBドラギ総裁の発言にも注目が集まる。
先週はドラギ総裁が新たな政策メッセージを出さないとの一部の関係者の発言でユーロは下落。
また、ECB議事要旨ではユーロ高への懸念がかなりの時間議論されたことが明らかとなりユーロ売りが強まった。
ドラギ総裁から改めてテーパリングへの言及が聞かれるようならユーロ買いが再び強まりかねない。

今週はトランプリスクの後退や欧米の利上げ期待の高まりによるポジションの巻き戻しが入るのか。
或いは先週の流れが継続しドル売りがさらに強まるのか、相場の分岐点になるかもしれない。



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| 小林芳彦・今の一押し戦略 | 09:20 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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