PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

小林芳彦・今朝の一押し戦略

小林芳彦・今朝の一押し戦略


< 米ドル円 朝の一手>

おはようございます。

今日の方針。113.350、113.500でドル円は売りから。

112.650で利食い、113.700でストップをイメージします。


<本日の為替相場のポイントと予想>

注目のECB理事会では予想以上に大胆な追加緩和が実施された。
しかし、今後の追加緩和期待が後退しユーロは上下に大きく振れ、それが再びリスク回避の動きを高める結果となった。

<ECBの金融政策決定内容>

中銀預金金利を0.1ポイント引き下げ-0.4%にすると発表。
これは市場予想の範囲内でもあった。
同時に政策金利も0.05%引き下げゼロ%にし、資産購入額をこれまでの月額600億ユーロから200億ユーロを増額し800億ユーロにするなど、予想以上の追加緩和を実施。
また、銀行以外の発行する社債を追加して、その購入対象を拡大することも決定。

それ以外にも限界貸出金利を0.3%から0.25%に引き下げることや、6月からTLTROを開始し、4年で4回実施することも決定するなど、盛りだくさんの追加緩和措置を決定した。
また、GDP予測を1.7%から1.4%へ引き下げ、インフレ見通しも+1.0%から+0.1%に大幅に引き下げた。

これを受け、ユーロは180ポイント近く急落。
しかし、その後ドラギ総裁が「現在の見通しに基づき、一段の利下げを予想しない」と発言したことでユーロは一転して急騰。
400ポイント近い上昇となった。追加緩和に打ち止め感が広がったためだ。

この発言はユーロ圏の銀行に配慮したためと思われるが、市場は混乱。
結果的に大胆な追加緩和策を打ち出したものの、市場はこれらを消化できずに、ユーロ高と同時に株安を招いてしまった格好だ。

欧州株価の下落はNY株式市場に波及。
一時下落幅を拡大し、リスク回避の円買いの動きが強まりドル円も下落。

更に、この日は原油価格も下落に転じた。
今月20日の産油国協議にイランが難色を示したことが伝わり、不透明感が広がって原油価格が下落。これも株価押し下げ要因となった。

最終的にNY株式市場は前日とほぼ変わらないレベルで引けたものの、市場の不安感が残る結果となった。

来週は日銀会合やFOMC会合も控え、今回のECB理事会の結果を受けどう対応してくるかを予想するのが更に難しくなった。
依然として市場のコンセンサスは見られず、不安定な相場展開は今日も継続することになりそうだ。




 小林氏のさらに詳しい売買ポイントは、下記FX会社の取引画面から確認する事
  ができます。


 

| 小林芳彦・今の一押し戦略 | 09:10 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

FX係長 FX係長